成人おめでとうという話

 新成人の皆様、成人おめでとうございます。

 僕が成人式にいったのはもう二年前になるが、当時のことについて今さら思い出して、ちょっといらっとしたので、久しぶりに更新する。お前ら理性もってんの? ってお話。

 

少しだけ大人びた僕らは浅ましさも獲得する

 Twitterにも書いたけど、久しぶりに再開したかつての友人たちが、幼さや純粋性をかなぐり捨てて、男の顔をしていたのが印象深い。たいして酒も飲めやしないのに、タバコを吸い、管を巻き、女の子に絡む。

 おいおい、お前らそんなんじゃなかっただろう。と思った。僕は高専に通っていたので飲み会なんてなかったから、Twitterで見るようなウェイ系大学生はどこか架空の存在だと思っていたし、中学の同志達はそんな人間ではないと思っていた。

 ところが、ふたを開けてみるとネットでよく見る大学生の姿がそこにはあった。変わってしまったんだな。と思った。あるいは僕が取り残されたのか。

 個人名は避けるが、見事に酒に飲まれた女の子と、それを無理やり二次会につれていこうとする出来上がった男達から、覗く浅ましさが気にくわなかった。女の子を介抱する僕の親友に向かって「あいつワンチャン狙ってるやろ」と罵声を浴びせる様に憤りを感じた。それはお前らの方だろうと思った。

 翌日ケロリとしていつものことと言い切る彼らを見て嫌気が差したのをふと思い出した。

 全く関係のない大学生が同じことをしているより、かつての友達がそう言うやつになってしまったのがなんだか残念に思えた。それもまた、僕の勝手な期待にすぎないのだろうか。

 もう終わった話だし、関係のない話だけれど、成人を迎えた君たちや、そろそろ大人になる人々には、そうあってほしくないなぁと思わずには要られない。

 自らを大人と自覚し、律することが出来るからこその大人であり。本能を理性の制御下におけるからこその人間なのではないか。その辺をもう少し、考えながらゆっくりと大人になっていければ良いなと思う限りである。