慟哭するほどでもないが荒涼を味わう

お久しぶりです。タイトル未定

 いいタイトルが決まらなかったけれど、久しぶりに文章を書きたくなったので筆をとった。忙しさに甘えてやらなければならないこと以外のことをやらずにいた自分が嫌になった。やらなければいけないことも満足にはできていないのかもしれないが。

 

自分の解像度の低さをどう補うか

 絶望を味わった高専時代を経て、天狗になっていた大学時代は自分のことを無敵だと思っていた。いまでも自己肯定感自体は高いままだし、自信も持っているが、自分の得意分野における解像度がまだまだ低いなということに気づいたので、自戒のためにこれをかく。

 例えば音楽。もちろん自分が一番知識があるなどとは思っていなかったし、今も思っていないが、僕がやっているジャンルはマイナージャンルなので、まずそこが好きで到達するというだけで、ある程度音楽に対する解像度が高いという担保になると思う。それに間違いはないのだが、東京まででてくると、当たり前にそのジャンルの音楽を自分で作って、さらに僕が聞いてこなかったHIP-HOPまで網羅しているような化け物が大量にいる。別に彼らになりたいわけではないので、ただただ尊敬の念を抱くだけではあるのだが、まだまだ先があるなぁと思い知った。

 例えば服飾。服を好きになってまだ日は浅いのでダメージはそれほどでもないが、去年の僕は圧倒的に自分の作品に自信をもっていた。クオリティもだし、速度も制度も発想もクラスメイトの誰にも負けていないと思っていた。しかし、今年に入ってデザイン科に進学すると、やっぱりすごいなと思う人が出ては来る。自分の作品ももちろん好きだし、一番かっこいいとは思うけれど、リアルクローズによせようとするあまり、学生ならではの発想や、エネルギーみたいなものを感じさせられる作品ではないのではないかとも思う。

 考え方における解像度もまだまだ詰められるなと思うことがやっぱり出てくるので、いい経験をいろいろしているんだろうなと思う。悔しいことに。

 一応このブログに書いていることは、僕はこう考えているしたぶん変わることはないんだろうということを書き記すことにしているが、たぶんもう少しすると稚拙だなと思うこともあるんだろう。でもそれでいい。停滞は意味をなさないから。

 

 ひとつひとつは未熟でも、こういった属性すべてを兼ね備えているというのは間違いなく僕だけの武器ではあると思うが、まだまだ研ぎようがあるなとおもったことを忘れたくなかったのでここに書いておく。