岸辺露伴のピアスを作る

　今回は毛色を変えて、肩の力を抜いた記事を書こうと思う。

　皆様はジョジョの奇妙な冒険という漫画をご存じだろうか。荒木飛呂彦先生の作品で、ジョースターの血統を継ぐ主人公たちが熱い戦いを繰り広げるカルト的な人気のある漫画である。

　その登場人物の一人に岸辺露伴なる人物がいる。腐れ外道変態漫画家のキャラクターであり、本編の四部にあたるダイヤモンドは砕けないに登場する。

　著作権の関係で画像は貼らないので、各自調べてみて欲しい。とてもスタイリッシュなキャラクターなのだが、彼のファッションのなかで一際僕の琴線に触れるものがあった。彼のイヤリングである。

　漫画家というキャラ付けのためか、彼は両耳にGペンのペン先を模したイヤリングをつけている。それが格好いい。

　一応公式のグッズにもなっているのだが、七千円とちょいおたかめである。じゃあ作ればよくない？というのがことの発端である。

　僕はピアスを開けているので、今回はピアスを作ることにした、百均でパーツを買ってくる。324円也。文房具店でペン先を購入する。一つ90円。左右で180円、消費税で194円也。自作すればこれだけである。

　僕は機械工学科に所属しているので、学校の実習室を使って工作していく。

　万力で固定して適当なサイズにカットしていこう。としたら固すぎて糸ノコが通らない。仕方がないので万力思い切り締め付けて折っていく。

　耳に当たる可能性があるので先端と切断面をヤスリでならしていく。

　

　こんな感じ。多少かたちが不揃いだが、遠目にはわかるまい。自分用だし何ら気にすることはないだろう。Gの文字が格好いい。

　ボール盤で穴を開けていこう。としたら硬すぎてドリルが逸れる。湾曲した形状なのでつかみづらいせいもあるかもしれないが、センターポンチでぶっ叩いて形が歪むのも嫌だしどうしたものか……。

　そう思い先生に相談するとこんなものを貸してくれた。

　ご存知ダイヤモンドヤスリである。試しにゴリゴリしてみると、削れる削れる。これなら行けると勝利を確信した瞬間である。先生のこいつなにやってんだという冷たい視線を受けながら削る削る。湾曲部の接線のイメージでヤスリをあてがい、ある程度削ったら垂線のイメージでヤスリをぶっ差す。完成品がこちら。

　あとは適当にペンチでパーツをつけるだけである。

　写真が下手のは勘弁して欲しい。いかがだろうか。なかなか良い出来だと思う。耳につけるとこんな感じだ。

　部屋が汚いのもご容赦願いたい。

　どうだろうか。材料費は518円。使う工具はダイヤモンドヤスリと万力とペンチのみ。手軽に作れるので家にある人は参考にしてみて欲しい。それでは、

　ヘブンズドアァーーーー！！