年の瀬の床に伏せながら

 ご無沙汰です。本当に大晦日しか更新しないブログになってしまったけど、これはこれで意義のあることだと思うので、毎年続けている。

 本当はEPも発売してセルフライナーノーツとかの記事を、更新する予定だったのだが、なかなか人生そう上手くはいかないものだ。
 さて、年の最後だと思い、色々な人と年を忘れまくっていたら、よりによって大晦日に体調を崩してしまった。除夜の鐘とか初詣とか、結構年末年始の行事は楽しみにしていたので非常に悲しい。

 

バンドのこと

 去年は嬉々として書いていたことだが、今年はちょっとあまりテンションの高い報告はできない。はっきりとは覚えていないが、最初の三か月くらいは、メンバーの一人が就活に専念したいという理由で(もちろんそこに対するネガティブな感情はない)、暫く活動できていなかったし、十月ごろにメンバーが二人から、ほぼ同時期に脱退したいという希望があり、もともと製作期間のつもりでライブの予定はなかったため大事には至らなかったが、全体的にうまくいかないなという一年だった。
 EPについてもボーカルのレコーディングが三曲終わったのが四月、残りと修正が終わったのが八月だったのだが、そこからの諸作業が遅れに遅れ、結局未だリリースには至っていない。

 中の良いバンドが次々といい曲をリリースしたり、いいライブを成功させているのを見ると、そばで指をくわえて見ているだけの僕は、とても悔しい気持ちになったが、来年はもっと頑張れれば良いなと思う。
 とはいえ、メンバーもそれぞれの生活があるはずなので、そこまでマイナスの感情はなく、またライブハウスで仲良くできればいいなと思う。
 あとMVも取りました。連絡が取れなくてブチ切れてた時期もありますが、無事連絡もとれ、クオリティの高いものになりそうで楽しみです。金が恐ろしく無い。

 

仕事について

 ビビるくらいストレスがない。仕事はずっと面白いし、服とは関係なさそうなことでも、パソコンが嫌いじゃないので楽しくやれている。人間関係もいいし、リモートワークだし、給料以外はマジで最高。好きなことを仕事にできて本当に良かったと思う。

 リモートの弊害で、運動不足、会話した過ぎて飲み会の頻度を上げる、それにより体重が落ちないなど、色々あるが、それは会社とは関係のないことなので、少しずつ改善して行きたい。不満がなさ過ぎて書くことがあまりない。次。

 

総括

 やっと社会に出れました。仕事はもともとバイトさせていただけていたのもあり、すぐ慣れましたが、意外と社会人は時間ないなとも思いましたね。ただそれもやる気次第で、学生のときは24/7ほぼほぼ自分の作品作りのための時間で、忙しいけど勝手に作品ができていくのに対して、社会人になると仕事中は少なくとも自分の作品作りじゃないので、作れるものが少なくなるといった感じなのかなと今考えました。
 卒業制作を作っていた時は一日七十二時間換算で、二徹爆睡、二徹爆睡、週末みたいな生活だったので、どっちが楽かといえば全然社会に出た後の方が楽です。

 服関連の目標である、「十着服をつくる」というのはさすがに難しかったですね。とはいえ、そういう事をやっている人もいるので、言い訳ではあるんだよな。

 ミシンに全く触っていなかったわけではなく、アイドルの生誕祭の際に必要な、アルバムの布の表紙をつくったり(お金をもらっていたので悪くはなかったが、好きじゃない仕事はしたくないので、五個程度作ってやめた)、バンTのリメイクの試作をしたり、まぁぼちぼち触ってはいた。それが衣装の仕事につながったので来年はもう少しミシンに触れると良いなと思う。

 音楽の目標として挙げていたEP2枚は、もう全然だめ。人生上手くはいかないものだ。人の手綱を取るというのは難しいなと痛感した。もちろん自分の手綱も。

 とはいえこちらも、エンジニアの方にお任せすることになったので出す目途は立った。頑張るぞい。

 こんなペースではあるが、一旦音楽の方に専念したいというか、服のこともやりつつ、音楽の方に力を入れるべきフェーズかなと思っているので、来年は「ライブをできるように体制を立て直しつつ、現在のEPに加えシングル二枚程度はリリースする」というのと、仕事において「大きく分けたときに、できないことをほぼない状態(現在は半分くらいなので)にもっていく」ということだろうか。服は「五着つくる」にします。依頼で二着は確定なので個人で三着ですね。どちらかというと感覚を忘れないための目標です。

 最後になりますが、友達も先輩も後輩も。今年もお世話になりました。

 来年はもう少し動きが見えるように頑張りますので、何卒宜しくお願い致します。

 

大晦日に酒を飲みながら

 どうも。

 今年も終わろうとしていますね。炬燵に入って買ってきた数の子とビールという意味が分からない食い合わせで酒を飲んでいます。大晦日が俺は好きです。

 

忙しなさの中にある静寂を見る

 そういう切なさと刹那さみたいなものが好きです。

 それでは、毎年恒例にしつつある今年の総括と来年の目標みたいなものをつらつらと書き綴って行こうと思う。

 

 今年は本当に個人的に激動の一年で、学校の学科でデザイン科ではなく、スーツを作る学科に行ったこともそうだし、バンドのライブも始めたし、シングルも出したし、憧れのバンドと会えたり飲めたり、新しいバイトを初めてそこが就職先になったり、実に色々なことがあった。一つずつ振り返ってみようと思う。

 

学校のこと

 アパレルデザイン科からメンズデザインコースというオーダースーツを作る学科に進学した。色々作り方がだいぶ違っていて大変だが面白い。テーラーになる予定は全くないが、メンズ服の基本はここだろうということで選んだ。一応初志貫徹ということになるのだと思う。

 

バンドのこと

 5月頃に初ライブをしてから、まぁ月に一度くらいのペースでライブをしている。ばらつきもあるが、ありがたいことに後半からは同業者の方にライブに誘っていただけるようになったりと、嬉しいこともたくさんあった。最初にライブをしたときは、四人中二人がサポートメンバーでノルマが大変だったりもしたが、十月からは全員正規メンバーの現体制がスタートして、全員大好きなメンバーで活動することができて非常に恵まれていると思う。

 現メンバーには勿論、サポートをしてくれた二人や一緒に二人三脚で歩き続けてくれたギターには本当に感謝している。もうすっかり「バンドを続ける」ということにも慣れてきたが、彼らがいなければ、スタート地点に立つことも出来なかった。サポートの二人とはこれからもいい関係を築いていければなと思っている。

 また、バンドを始めたことで、憧れでしかなかったバンドの方々とお会い出来たり、遊びに誘っていただけるようになったことも、ライブを始めてちゃんとバンドとして動くようになってよかったと心の底から思う。

 無事セカンドシングルもリリースし、EPのリリースに向けて動き始めることも出来た。いろいろできなかったことはあるにはあるが、おおよそ上出来だったと言えるだろう。

 

仕事のこと

 詳しくは書かないが、学校に来てたバイトの求人に応募し、採用していただいた会社に来年度からもオセワになることになった。ファッション業界では最先端のことをやっている会社なので、一度フロントラインを経験してから、自分でブランドを立ち上げる方向に向けて動き出そうかと、少なくとも現時点では考えている。

 

総括

 昨年目標にしていた「ライブをする」「パターンの理解を深める」という目標に関しては、前者は百点、後者はあまり自発的には勉強できなかったものの、囲み製図などを学ぶことができ、程々には達成できたのではないかと思う。何にせよ悔いが非常に少ない一年を過ごせたと思う。

 来年度から、漸く社会人としての人生が過ごせるのをとても楽しみにしている。差し当たっての来年の目標は「EPを2枚(一枚はもうレコーディングに入っているので)リリースする」と「服を10着作る」とでもしようと思う。それぞれ、二枚目のEPでバンドとしての新しい方向性を示したい。ということと、働きながらでも服を作り、自分のブランドを作るための服の思想的強度を強めるという目的がある。長い長い学生期間がようやく終わるので、どうなるかあまり想像は付かないが、いい方向に行けるように頑張りたい。

 今年も仲良くしてくれた人、一緒に頑張ってくれた人、見守ってくださった方々には深い感謝を。来年も何卒宜しくお願い致します。

冷えた空気とストロングゼロ

 ご無沙汰しております。元気です。

 忙しさにかまけてブログの更新をしていなかった。どこかの記事でも書いたとおり僕はネガティブになっていないと創作が捗らないようで、今年は比較的充足していた一年だったので、余り怒りに任せて書くこともなかったというのもある。

 さて大晦日である。毎年思うが、この消化試合のようなゆっくりとした雰囲気がとても好きだ。なので毎年大晦日には総決算的にブログを更新したいと考えている。

 

 去年の目標であった「オリジナルでライブをする」と「ブランドポップアップをする」はどちらも達成出来なかった。

 とはいえ、まったくどちらも進捗がなかったのかといえばそんなことはなく、バンドの方はシングルを無事に配信する事ができたし、ブランドについても自分で一からTシャツを作り、ありがたいことに買ってくださる人もいた。どちらも60%といったところだろうか。正直自分の計算が甘い部分もあり、雌伏の一年になってしまったが、無駄だったかというと全くそんなことはないと思う。

 理想と現実の差もわかったし、下地として何かが固まってきた感触は確かにある。

 

 来年の目標は改めて「ライブをする」ということと、「もっとパターンについて理解を深める」ということにしたいと思う。

 ライブについてはメンバーは揃ったり揃わなかったりではあるけれども、強力なサポートメンバーを迎え入れることができたので近々現実にすることができると思う。また服飾について、目標を下げたのは、自分がまだまだ実力不足であることを理解したためである。服飾の世界は一年二年で完全に理解できるようなものではなく、拘ろうとすればするほどもっと奥があることがわかった。服の本質はそういった職人的な部分にあると思ったので、もっと過去を遡って様々なパターンに触れて見たいとおもった次第だ。

 

 最後にはなるが、今年も僕に付き合ってくれた友人やバンドメンバーに感謝を。来年もよろしくお願いいたします。

慟哭するほどでもないが荒涼を味わう

お久しぶりです。タイトル未定

 いいタイトルが決まらなかったけれど、久しぶりに文章を書きたくなったので筆をとった。忙しさに甘えてやらなければならないこと以外のことをやらずにいた自分が嫌になった。やらなければいけないことも満足にはできていないのかもしれないが。

 

自分の解像度の低さをどう補うか

 絶望を味わった高専時代を経て、天狗になっていた大学時代は自分のことを無敵だと思っていた。いまでも自己肯定感自体は高いままだし、自信も持っているが、自分の得意分野における解像度がまだまだ低いなということに気づいたので、自戒のためにこれをかく。

 例えば音楽。もちろん自分が一番知識があるなどとは思っていなかったし、今も思っていないが、僕がやっているジャンルはマイナージャンルなので、まずそこが好きで到達するというだけで、ある程度音楽に対する解像度が高いという担保になると思う。それに間違いはないのだが、東京まででてくると、当たり前にそのジャンルの音楽を自分で作って、さらに僕が聞いてこなかったHIP-HOPまで網羅しているような化け物が大量にいる。別に彼らになりたいわけではないので、ただただ尊敬の念を抱くだけではあるのだが、まだまだ先があるなぁと思い知った。

 例えば服飾。服を好きになってまだ日は浅いのでダメージはそれほどでもないが、去年の僕は圧倒的に自分の作品に自信をもっていた。クオリティもだし、速度も制度も発想もクラスメイトの誰にも負けていないと思っていた。しかし、今年に入ってデザイン科に進学すると、やっぱりすごいなと思う人が出ては来る。自分の作品ももちろん好きだし、一番かっこいいとは思うけれど、リアルクローズによせようとするあまり、学生ならではの発想や、エネルギーみたいなものを感じさせられる作品ではないのではないかとも思う。

 考え方における解像度もまだまだ詰められるなと思うことがやっぱり出てくるので、いい経験をいろいろしているんだろうなと思う。悔しいことに。

 一応このブログに書いていることは、僕はこう考えているしたぶん変わることはないんだろうということを書き記すことにしているが、たぶんもう少しすると稚拙だなと思うこともあるんだろう。でもそれでいい。停滞は意味をなさないから。

 

 ひとつひとつは未熟でも、こういった属性すべてを兼ね備えているというのは間違いなく僕だけの武器ではあると思うが、まだまだ研ぎようがあるなとおもったことを忘れたくなかったのでここに書いておく。

誰も気にも留めないけど、僕だけが気に留める

 前にも書いたことがあるような気がするけど、やっちまったなーってことあるよね。

 しょうもないこと。言わなければ良かったとか。例えばだけれど、二人の人間の関係性を取り持つ(というと大袈裟だけど)立場にいて、それぞれから聞いたことがちょっとだけ違ってて、なんでそんなこというんすか~(笑)、みたいに伝えたら、えっいってないよ。って言われるみたいな。

 うわー、って思う。ミスったなと。僕は完璧主義な上に、尊大な自尊心に不釣り合いな気にしぃなので、なんかモヤモヤしてしまう。その日一日思い返してモヤモヤっと。

 まぁそこまで気にしているわけじゃないから寝れば忘れる。そしてそれ以上に多分相手は気にしていない。

 でもやっぱり少し気になってしまう。そんな一日。

スマホカバーの背面

 本当にどうでもいい話なのだが、僕のスマホカバーはICカードなどを挟んでおける優れものだった。だったというのは買って一年ほどたったころだろうか、剥がれて用をなさなくなったからだ。

 僕の携帯はお財布ケータイなどに対応していないので、それなりに便利に使っていたのだが、ここ半年ほどは意味をなさないただのベラベラと化していた。

 ところで、スマートフォンの略がスマホなのにずっと納得言っていない等と言う、擦りきれるほど語られてきたであろう議論をいまここでしようかとおもったけど、やめておく。スマートフォンなのだからスマフォが正しいのだろうけど、スマホの方が打ちやすいし、字面的にも収まりがいいので、あえて反論するほどの拘りは持ち合わせていないのであった。

 閑話休題。ところでその無用の長物なってしまった背面のヒラヒラを昨日あたりにとうとう切除した。スッキリするだろうと思っていたのだが、なんとなくスマフォを持つ度に落ち着かない気分になった。

 そういうものって多分他にもある。意味はないけれどないと寂しくなるもの。でも多分慣れてしまうんだろうなとおもいつつ、コーヒーとタバコを携えながらこの記事を書いた。

 そういえば最近、久しぶりにまともに歌詞を書いている。ジャンル的に英語なのだが、これがなかなかうまくいかない。帰国子女であるのにも関わらず、英文法の能力を自らの怠慢で中学時代に置き去りにしてきた僕は、中学、高専、大学と十年間も英語を勉強してきたはずなのに文章のひとつもまともにかけない。聞くことと話すことに対する苦手意識が薄いので、特にいままで困ってはいなかったが、もう一度勉強しなくてはなぁ、等と思いながらGoogle先生と一緒に歌詞を書いている。いい曲なんだけどな。

 さて、課題をしなくては。

サスティナビリティとアクセサリー

 五年後も十年後も同じアクセサリーと同じコートを身に付けていたいとおもう。切実に。  

 

 いつも同じものを来てるねという台詞に対してどう思うだろう。ワンパターンだと言われただとか、遠回しにださいといわれただとか、そう思うだろうか。

 僕は誉め言葉だと思う。

 

 一生ものという言葉がチープだという指摘がなされるが、僕はそんなことはないとおもう。流行に左右されないトラディショナルな衣類はあきない限りずっと使えるし、そこには魂が宿るとおもう。少なくとも僕はそういうアイテムが好きだ。祖父のスーツや、ドクターマーチン。ヨウジヤマモトのコートなど、手放す気はないアイテムが多々ある。

 

 その分かりやすい例がアクセサリーだ。僕は一年半ほど前に、いつ死んでもいいと思い、ドックタグをつけていたが、親友が死んだり、いろいろあって、ヨウジヤマモトネックレスを去年の五月末からつけている。身に付けている指輪は福岡のすきなセレクトショップである「anchor」で購入したものがほとんどだ。

 しかし、ネックレスは寝るときも風呂の時も、肌身離さずつけているが、指輪はゴツいものが多いので、そういったことはなかったのだが、今日、僕の敬愛するデザイナーの方にこれで友達な。といってシンプルなゴールドの指輪をもらったので、備忘録的にここに記しておく。

 そういわれたことに悔いないように僕も頑張らなくては。